西川高弘 Webマーケティングについて No.4

今回はWebマーケティングの仕事は今後どのようになっていくのか?
について少しお話ししていきます。

この10年で1番発展した商品や業種とはいったい何が考えられるでしょうか?
いろいろな商品があると思いますが、ずば抜けて発展したものは間違いなく携帯電話だと思います。

ちょうどiPhoneが販売されてから10年が経過しました。
iPhoneはこの10年間で12億台の販売数を記録しています。
業種につきましてはIT業界が世界を牽引してきたのではないかと思います。
20~30年前はそんなに大きくなかった会社が今では世界のトップ10に入るくらいに成長していることもあります。

Google
Amazon
Facebook
Microsoft
Yahoo!

これらは全て一代で築き上げた会社です。

では、この先10年でどんな業種がのびていくと考えられるでしょうか?
これは間違いなくAIやロボット技術に関係している業種です。

AIやロボット技術の進化によってWebマーケティングの未来も大きく変わってきます。
マーケティング以外にもAIやロボット技術に仕事を奪われていく業種も少なくないのではとも思います。

Webマーケティングの仕事もその中の1つではないかとも思います。
特に膨大なデータから学習した傾向分析や予測、決められたことを決められた通りにやる仕事などは時間の問題かと思われます。
これはWebマーケティングに限らずあらゆる業種に当てはまります。
コールセンターですら人工知能が質問に答えてくれるようになってきていますからね。

一方、人工知能は人間のような意思や感情を持つところまでは進化していません。
そこのレベルまでに成長するには何百年かかるかわかりません。
ですから、今後は「人間らしさ」が注目される世の中になるんじゃないかなと思っています。
Webマーケティングも無くなる事はないでしょうが、仕事の質は大きく変わる事は間違いないかとも思います。
コンピュータやデータに向き合ってる時間は減り、AIの出す材料を活用しながらいかに人間らしさを発揮していくかが重要になってくるんじゃないかとも思います。

AIやロボット技術によって今後成長していく可能性がある業種や衰退してくる可能性がある業種をまたお知らせしたいと思います。

西川高弘 Webマーケティングについて No.3

今回は Webマーケティングの落とし穴についてお話しさせていただきます。

Webマーケティングで分析というと定量的なデータを重要視してしまいます。
しかし実際には定量的なデータでは分からない部分がたくさんあります。

その中の1つは顧客の声を聞けない部分です。

普段大企業はアンケートやモニター等を使って顧客の声をヒントに商品やサービス等を改良していきます。

しかし売れていない時期にアンケートやモニターをやってもそれこそ数が少なく分からない部分があります。

では、どのようにして改良していくのか?

この改良していくにあたる重要な部分の1つはクレーム対応です。

今までクレームからすばらしい商品が世に生まれた事はいくつもあります。

クレーム対応と言えば嫌な仕事で誰もクレームの相手をしたくはないと思うのが普通だと思います。

しかし、このクレームが商品やサービスをもっとすばらしいものに変える可能性があると考えた場合、その仕事はとても重要な仕事になってきます。

いい声も大切ですが、世の中のほとんどの商品が改良をされたからこそ大ヒットに繋がっているものがほとんどです。

クレームを言っていただける顧客にもしっかり感謝して、そのクレームについてしっかりと考えていく。
この部分が重要になってくるかと思います。

西川高弘 Webマーケティングについて No.2

今回はWebマーケティングの重要性についてお話ししたいと思います。
ネット市場は年々確実に伸びていっています。
インターネットに関するほとんどの市場で毎年20%以上の上昇率を記録しています。
皆さんが生活している中で1日に平均3,000件のマーケティングメッセージを目にしていると言われています。

そんな中、情報収集手段の多様化と情報リテラシーの向上により、購買行動の90%は消費者自身の情報収集で完結するとも言われており、商品を出せば、広告を出せば売れるという時代は終わりを迎えています。

商品を作ってホームページをアップさせて完成?

これではまず売れない時代になっています。

自社のサービスを作る前に、Webサイトの目的、目標、戦略、さらには Webサイトのブランドを完璧に近いほどイメージしなくてはいけません。

まずは、「自社はいったい、何に優れているのか?顧客に魅了しているスキルや技術は何なのか?」を見極める。
そして、市場を継続的に支配する設計をし、戦略を効果的に実践するための目標/戦略管理を行う。
これが Webにおいても重要になってきます。

よく私は商品開発の打ち合わせで、「どれぐらいの販売を求めているのか?」「いつから販売していきたいのか?」ということをお聞きします。

この問いに対して90%ぐらいの割合で、1つでも多く、1日でも早く、という答えが返ってきます。

残りの10%ぐらいの方がいつまでにどれぐらいの販売をしたいと明確にイメージされています。

ここの部分がWebマーケティングをスタートしていく中でも非常に重要な部分だと考えています。

自社の武器を知って、それをしっかりとユーザーに分かってもらえるように入念に社内で考えてそれを少しずつ時間をかけて形にしていく。

これがしっかりと出来ていれば確実に成功するように思えます。

西川高弘 Webマーケティングについて No.1

Webマーケティングとは、Webを中心に マーケティングでWebサイトやWebサービスを用いて集客するものです。

ここで少しWebマーケティングの歴史を説明していきます。

(1994〜1999年)
日本でインターネットが普及した年

90年代後半からインターネットは世界中に瞬く間に広がり、その後Mac(当時はMacintosh)やWindows95が爆発的に売れました。

そのおかげで現在のありとあらゆる仕事のビジネスチャンスが生まれました。

ホームページを制作して、仕事を受注する、ネットで通販をする、情報を世界中に簡単に発信する。

日本では定額通信サービスが 始まり、IT業界を中心にITバブルが起きました。

現在日本で有名な起業家もこの時期にチャンスをつかみました。
ソフトバンク 孫正義氏
楽天 三木谷浩史氏
サイバーエージェント 藤田晋氏
2ちゃんねる解説者 ひろゆき氏

この時代にチャンスをつかんで成功した人は名前を挙げれないほど多くいます。

次に(2000〜2004年)
ブログ登場 EC成長期

ホームページを制作して顧客に見ていもらう方法としてよく芸能人のブログに紹介されたりします。
総理大臣や有名な起業家もブログやメルマガ等を始めました。

EC成長期では楽天市場などが開始され、家の中にいながら簡単に自分の欲しい物を手に入れることができる時代に変わりました。
こんな時代が来たら嫌でも引きこもりの人は増 えますよね。

(2010〜2017年)
スマホ・アプリ・ゲーム

この中でも圧倒的に凄いのはやはりスマホですよね。
スマホが無ければアプリもゲームもここまでの時代になってなかったと断言してもいいぐらいの発明だと思います。

Apple社のiPhoneは今までの折りたたみの携帯からボタンの無いタッチパネルの商品に、全世界中の人を今なお虜にしている商品です。

Appleの創業者スティーブジョブズ氏に、iPhoneを販売する前にボタンが1つしか無いとユーザーが困る・・・、と優秀な人たちが助言をしたみたいです。

でもショブズ氏は一言、「そんなのはすぐに慣れる。」と返したそうです。

彼の予言通りまさしくすぐに慣れて子供でもスマホを触れる時代に変わりました。
このような歴史の中、何処の会社もWebマーケティングに力を入れようと懸命に努力するようになりました。

西川高弘 商品開発について No.4

今回の商品開発はあの今世紀最大の開発といってもいいほどのiPhoneについてお話しさせていただきます。
iPhoneの成功にはこの人の存在が欠かせないのは説明するまでもないかと思います。
Apple社の創業者でiPhoneの生みの親であるスティーブジョブズ氏。

2007年6月29日の販売から今年で10年 総販売数12億台
10年間のiPhoneの売上を7380億ドル(約83兆円)と算定。

少し想像できない数字ですが、きっとこんな数字になることが分かっていたのはスティーブジョブズ氏だけだったのではないかと思います。

スマートフォンを考えていた人は世の中にもいたとは思います。
その中でiPhoneはApple社でつくられジョブズ氏によって売られました。
Apple社は今までiPhoneだけではなくありとあらゆるデバイスを発明してきま した。

mac
ipod
iphone
apple watch

この全部が何億という数の販売数を誇っています。

ただなぜこんな台数を販売できたか?
先程も少しお話ししたようにジョブズ氏の売る力が天才的だったと言われています。

もちろん商品もすばらしいものですが、すばらしい商品でも売れていないものは世の中にはたくさんあります。
ジョブズ氏の売る力、その中でも特に有名なのはジョブズ氏のプレゼンです。

10年前の1月9日
ジョブズ氏がiPhoneのプレゼンをしました。

難しい言葉を使わずにユーザーを魅了するジョブズ氏。

このプレゼンも何百回も練習して臨んだみたいです。
パワーポイントの中にも文字が一行だけ。
常にシンプルにこだわって1mmも妥協しないプレゼン。

このプレゼンで未来は大きく変わりました。
世界中の人のライフスタイルまで変わり、世の中の全てが大きく変わっていきました。

この話からいい商品を作った後の売る力、プレゼンの重要性が分かってくるかと思います。
ジョブズ氏はユーザーの立場になって考える天才です。

この中でも商品開発の重要性があるかと思います。
いい商品を作った後にどうやってその商品のよさをユーザーアピールするか?

その中の1つとしてプレゼンはどれほど重要かが分かる気がします。

西川高弘 商品開発について No.3

今回は化粧品業 界の宣伝広告費と原価割合について説明させていただきます。

化粧品業界は売上に占める広告宣伝費の割合が非常に高く、また、売上に対する原価が低い業界と言われています。

これは、商品の視覚的イメージが重要であるため、実際に商品を使用した例として、有名なタレント芸能人や美しい容姿のモデルを宣伝に起用して、視覚的なイメージ及びブランドのイメージをつくり出し、商品価値を高める必要があります。

化粧品は、文章や数値的なデータだけでは理解されにくく、見た目が美しいという視覚的な判断や、ブランドの信頼性により、大衆の購買意欲を掻き立てています。
この際使われる広告費は莫大で、自動車メーカーや食料品メーカーと比較しても化粧品業界の広告宣伝費率の高さと原価率の低さは歴然です。

資生堂は日本最大手の化粧品会社です。売上高も一兆円に迫る勢いで、世界中に商品販売を行っています。

国内外での売上を比較してみると、国内が3,656億円に対して海外が4,121億円と、海外での売り上げが国内よりも大きく、日本の化粧品業界の中ではグローバル企業の中心にあります。
最近では中国のバブルがはじけ売り上げが下がり、中国事業の立て直しの最中です。

資生堂の系列には70以上ものブランドがあり、それぞれのブランドでブランド戦略を行っています。特に、海外での販路が確立されているために、日本ではなじみのうすい海外向けのブランドも数多くあります。
当面の経営目標は、海外市場、特に中国市場の売り上げ増加を中心に行われています。
広告宣伝費を比較した場合、国内では減少しているのに対して、海外では大幅に増加していることからもうかがえます。
つまり、海外でのブランド定着のために多額の広告宣伝費が使用されているのです。

売り上げ7777億
売上原価1964億
広告宣伝費532億
原価率25.3%
広告宣伝比率6.8%

商品開発は商品の原価も重要ですがその後にブランディングしていくための
広告宣伝費をかけていくことが必要不可欠になります。

西川高弘 商品開発について No.2

今回は商品のネーミングについてお話ししたいと思います。

ネーミングは非常に重要な部分で売り上げや広告を出稿した時の獲得単価まで大きく変わってきます。
ひらめきや思いつきから決めるのも手ですが、大事な会社・商品・サービス名ですから、じっくり考え抜くのも大切です。

今回は伊藤園の商品で大ヒットしている「おーいお茶」を例にあげたいと思います。
おーいお茶の前の商品名は「缶煎茶(かんせんちゃ)」でした。
しかし、売り上げが悪くネーミングに問題があると考え直しアンケートを実施したところ、「缶煎茶(かんせんちゃ)」が読みにくいことがア ンケートで分かりました。

その後の追加調査によって、日本人は緑茶に家庭的なぬくもりを感じる事が分かり、現在の「お~いお茶」に改名することになりました。
商品名の改名後、売上は6倍近くの40億円にまで伸びたそうです。

この伊藤園の例は、商品の売上にいかにネーミングが重要になるかが顕著に現れています。

ネーミングによって商品を購入する顧客は、ネーミング1つで商品に対するイメージを強く持つことが分かります。

ネーミングを決める際にせっかくいい案が浮かんでもドメイン等を取得していくことも考えなければなりません。

ネーミングは商品と顧客を近づける1番の武器になってきます。
後々売れてしまえば問題ない感じもしますがネーミング1つで売り上げが何倍にも変わることを考えると、しっかりと時間をかけた方がいい部分になってきます。

西川高弘 商品開発について No.1

商品開発で1番大切な事はいかに顧客の立場になって商品開発を進めていけるかだと考えています。
自分が作りたい物を信念をもって作るのは当然のことですが、その中でプラスαとして顧客がその商品を使った時にどう思うかをイメージしながら商品開発に取り組まなければいけません。

商品に対して顧客が求める価値はなにか?
競合が提供できない部分をいかに自社が提供できるか?

自分にしか作れない物で、顧客が必要としている商品を作る。

世の中にはいい商品なのに売れていない商品がたくさんあります。

西川高弘は商品開発をする前、何でこの商品が売れないんだろう?というようなことをよく考えていました。

逆にそれほど目立たない商品でも大ヒットしている 商品もあります。

いい商品なのになぜ売れないか?

まず、肝心な部分は誰にその商品を購入してほしいか?
を決める事から始まります。

商品開発となるとマーケティングの部分も重要になってきます。
「いつ」「どこで」「だれに」「どのようにして」販売していくか
開発したら終わりではなく、一人でも多くの顧客にそのモノの価値を
提供出来るかが1番のポイントになってきます。
それには、商品開発から販売までの全てを初めに計画しなければいけません。
商品開発から販売までのプロセスを決めていないとどうなるか?

どれぐらいの年齢層をターゲットにしているかを決めていないだけでも
商品のネーミングやパッケージのデザイン、価格等も決める事が難しくなってき ます。

このように、商品開発は開発から販売までのプロセスをいかに計画として立てられるかが重要になってきます。